平成10年度 長岡市地域産業技術開発事業(フロンティアチャレンジ)
研磨テープを使用した内、外径超仕上げ加工装置の開発
(株)サンシン |
【目的】
近年は騒音・作業環境保全及び省エネルギー等の問題が大きな課題となってきている。特に装置に対してはこれらに関する問題点の解決が義務化される傾向にある。
これらの問題発生の要因は
1)接触面の面粗さの問題 2)加工形状の精度維持の問題 等があげられる。
本事業は当社が長年培ってきたラッピングテープ加工のノウハウを活用し、この技術を活かし、回転摺動部品の加工面の粗さの向上(0.1μm)、 また加工精度維持のできる装置を開発し、課題解決に寄与しようとするものです。
具体的には外径軸超仕上げユニットを一体化し、数値制御可能型を基本とした。
【概要】
1)対象とする加工物の大きさは内径ミニマムφ10より外径マックスφ130とし、ラッピングテープ巾は3、6、12、25の4種類とした。
2)対象物の加工にはX、Y軸を制御する必要がある。
内径テープラッピング装置、外径テープラッピング装置、主軸及びチャック部が主要装置でユニットの取付けを変えることにより、フランジ面の加工もできる構造とした。
3)軸の内外面加工をするためのテープラップ装置の開発
要求される面粗さ精度は0.1μmである。
内径、外径テープラップは各々の構造に分けた。特に内径の仕上げは穴の大きさによりテープ巾を変える必要があり、 最小穴径により3o、6o、12oの3種類で対応できるようにした。
【成果】
1.要求されている面粗さについては前加工1.0μm前後を10secで目標の0.1μm前後の精度評価を得た。
2.軸の内外径のみならずユニットのラップ方向を変えることによりフランジ面の超仕上げ加工にも効果を得た。
3.従来の研削方法と違いラッピングテープを使用した装置の特長である小型化、省スペースによる設備費等の削減はできると考える。
【PRしたい点】
@ラッピングテープによる内外径超仕上げ機は作業環境に優れている。
Aラッピングテープは超仕上げ加工中、一定のスピードで加工面に送られるので目づまりが無く、常に均一な仕上げ面が素人でも得られる。
B乾式、湿式共に可能であり、コスト低減が容易である。
|